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![]() マスター:はい、懐かしのオープニングテーマとともに始まってしまいました、ジロサスペンス劇場。 ジロ:なんじゃこりゃ。 ![]() マスター:ある日のジロのベッドに血痕が! ジロ:……。 ![]() マスター:そしてそのすぐ横には、爪から鮮血を滴らせる無残な足が! ジロ:……。 ![]() マスター:被害者は完璧に生気を失っておりました! ジロ:爪切りで切られすぎちゃったのです。 ![]() マスター:加害者は、あわてて謎の粉で止血! ジロ:でも、血痕と痛みは消えないからね! ![]() マスター:命に別条はなかった被害者。しかし、しばらくは沈み込んでおりましたとさ。 ジロ:爪を切ってくれるのはいいけど、もうちょっと慎重にさ……ぶつぶつ。ところで、タイトルの“湯けむり”ってどういうことだ? マスター:いやぁ、サスペンスっぽいと思って付けたまでです。 ![]() マスター:針治療のおかげか、わりと軽快な歩みで散歩を終えようとしてるジロさん。 ジロ:お、この写真はしっぽが楽しそうじゃない。 ![]() マスター:今でも駐輪場の階段に未練たらたらです。 ジロ:まぁ、階段というよりは、その先の駐車場が気になるんですけどね。 ![]() ジロ:でも、上っちゃだめなんでしょ? マスター:そんな悲しげな眼で見つめられましても……。 ![]() ジロ:ええ、ええ、わかってます。僕はもう一生この階段を上ることのできない体になってしまったのです。 マスター:なんだか悲劇のヒーローみたいになってますが、あなたはただのヘルニアンですからね。 ![]() ジロ:さぁ、マスター、こんなところに長居は無用です。帰りましょう、ごはんのために! マスター:へい、へい。 ![]() マスター:帰りのエレベーターの中でパチリ。 ジロ:後光が射しとるようだ! ![]() マスター:で、玄関の前ではぎょろ目さんに見つめられながら鍵を開けるのを待ってもらいます。 ジロ:この視線……まったく慣れん。 ![]() マスター:そして、家に帰りつくと、当然のごとくトートバッグから飛び出します。 ジロ:もうお行儀よくなんてしてらんねーんだよ! ![]() ジロ:さぁ、はやく足をお拭きなさい。 マスター:なんか腹立つ。 ![]() ジロ:行きますよ、散歩。 マスター:というわけで、散歩です。 ![]() ジロ:ひゃっほぅ! マスター:緑の中を疾走するジロさん。しかし…… ![]() マスター:その表情は意外と冷めてます。 ジロ:これでも楽しんでるのよ? ![]() マスター:しっぽも下がりっぱなしだし。 ジロ:これは、ほら、ちょい昔にしっぽの付け根をやっちゃってるからですよう。 ![]() ジロ:ご希望ならしっぽぐらいあげて見せますよ。ほれ、ほれ! マスター:上がってる? ![]() ジロ:こ、こんな緑が少ない場所も楽しいんですよー! マスター:相変わらずしっぽはだだ下がりですけどね。 ジロ:だから、しっぽの付け根も過去にヘルニアで……。 マスター:それでも散歩は楽しいのね? ジロ:楽しー! そのあとのごはんも楽しみー! ![]() マスター:夜勤明けで帰ってきたワタクシ。ドアの隙間から愛犬、ジロの様子をうかがいますと……お~、ワタクシが帰ってきたことにも気付かずに寝とる寝とる。 ![]() マスター:ジロさ~ん、ただいま~。 ![]() マスター:ただ……ただい……ま……。 ![]() ジロ:ん~? マスター:もうちょっと喜んでくれると嬉しいんですけど……。 ![]() ジロ:むぅ……。 マスター:……。 ![]() ジロ:おかえり、おやすみ。 マスター:ええっ!? ![]() ジロ:おい、今日は何日だ? マスター:5月7日ですけど。 ジロ:ということは、ゴールデンウィークも終わったのか? マスター:終わりましたねぇ。 ![]() ジロ:結局、どこにも連れて行ってくれなかったな。 マスター:だって、どこに行っても人がいっぱいでしたよ。ベッドでまったりしてた方がよかったでしょ? ![]() ジロ:うむぅ、そうか……。 マスター:そうそう。 ![]() ジロ:……。 マスター:……。 ![]() ジロ:はっ! 年中ここでまったりしてるんだから、ゴールデンウィークぐらいどっかに行きたかったぞ! マスター:気付いちゃいました? でも、もう遅いですけどね。
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