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マスター:この日は曇り空で、日差しがないぶん暑さもましでした。 ジロ:足取りも軽やかね。 マスター:そんなジロが目指したのはあの場所。黒いあいつがまだ忘れられないようです。 ジロ:こんだけ暑くなったら黒いあいつもつらいだろうなぁ。 マスター:そうですね。でも、どこかで元気にしてるでしょう。 ジロ:そうだな。俺もそろそろ踏ん切りをつけないとな……。 マスター:お、俺? ジロ:黒いあいつはきっと、俺がもう必要じゃなくなったのさ。だから、俺ももうあいつを求めない。だからさっさと行くぞ! マスター:はぁ……。 ジロ:でも、忘れちまうなんて難しい話だよな。これからはこの車止めを黒いあいつだと思って……。 マスター:いやいや、それはおかしな話ですよ? ジロ:そうかい? ふふふ、それでもいいさ。さぁ、マスター、家まで競争だぜ! やーっ! マスター:ええ? 走るの? ジロ:そうさ、走るんだよ! マスター:その時、僕は気付いたのです。ジロの声が少し震えていることに。彼が走るのは、流れ出た涙を早く乾かすためだったという事に気付けなかった僕は、きっとまだまだお子ちゃま……し、しまった、ジロの話に乗ってしまった! ジロ:後ろで何ごちゃごちゃ言ってんの? by マスター|
by beaglejiro
| 2010-08-08 16:52
| 華麗なる日々
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